「不動産運がない」とは、文字通り不動産に運（＝縁）がない事を言います。
家を買っても何らかの理由で売却をせざるを得なくなったり、親から不動産を相続しても、手放すことになったりします。また、価値のない物件を買わされたり、投資マンションで失敗することもあります。
かなり前に鑑定した方が、「実家が会社を経営しているので、不動産もあり、将来は心配ない。何かあれば売ればいいから。」と言われていたのですが、鑑定すると不動産運がないどころか財産運も全くない方でした。
「自由になる不動産がある事は安心ですね。」と一言いうと、「あー、でも、実家も会社の土地もすべて資金繰りのため、担保に入っています」と。
会社を経営していたら仕方がありません。従業員の生活を守らないといけないのでそうなってしまいます。

逆に不動産のある人もいます。
こういう方は、親からの不動産を相続しても手放すことはなく、次は子どもに相続をさせます。今は何も持っていないという方でも、年を重ねるにつれて不動産が出来てきます。

私が今まで鑑定をさせていただいた「不動産のある人（地主や大家）」は、見た目が地味で、お金を大切に使う方が多かったです。本当に普通の格好で、普通の国産車、一見、不動産（財産）を持っているようには見えない方ばかりでした。
見た目ではわかりませんね。