会社の経営者、60代の方です。
会社の今後の相談です。

この方は、かなりプライドが高いです。口調は優しいですが、人を引っ掻き回すタイプで人から言われたことをずっと根に持ちます。

会社は建設関係のお仕事をされているのですが、経営者自身が建設に必要な資格を何も持っていなく、従業員が持っているお陰で大きい仕事が取れています。

先日、約6憶の仕事の話しがきたそうです。しかも競争相手がいません。
ただ、その仕事は、特殊な国家資格を持っていないと法律的に受けることはできません。
社員に一人、持っている方がいたそうですが、その人に資格を貸してほしいと頼みたくなくて仕事を断ったそうです。その資格を持っている社員は、日頃、反抗的なので頭を下げてまで仕事を取りたいと思わなかったそうです。思わず、そんな理由で6憶の仕事を断るのですか？と言ってしまいそうになりました。

この方の会社は、社員同士が仲が悪く、皆が好き勝手をしてまとまっていません。おそらくこの方の周りにいる社員はイエスマンだけでしょう。来年あたりから資金面で雲行きが怪しくなってきます。再来年は、かなり危ないです。さらっとこんな感じの事を、かなりオブラートに包んでお伝えしました。すると、再来年に大きな金額の返済があるとのこと。借り換えをするから何とかなると言われていましたが、世の中、今まで通りではいかないですよ。
手のひらをひっくり返すのが銀行です。

きっと苦労をされたことがない経営者なんでしょうね。

不安は不安を呼びます
不安は判断力を鈍らせます。
人は苦手な人からの不安感から逃げようとしますが、そうするとまた新しい不安感と向き合うことになります。
不安になりやすい人は、視野が狭かったり、悲観的だったり、消極的だったり、どちらかといえば逃げるタイプの人が多いので、どんどん不安な方に引っ張られてしまいます。
また、幼少期の頃の親からの影響もありますので、消えることはないです。
不安感の強い人は、「大丈夫」と言ってくれる人を求めています。

解決方法は、情報量を持っている人、長い目で見る事ができる人、多くの経験をしている人に相談をする事です。そして、簡単ではないですが、エネルギーを持って、闘う事です。人は闘う事で変われます。

そういう事からも「自分を肯定する」ことは大切です。そうすれば本来の自分の性格が出てきます。ただ、気をつけなければいけない事は、小さいころに「家庭」という安全な場所で愛情を受けていない人は、マインドコントロールをされやすい事です。

安全、安心する場所や家族、人の存在があることは大切なことです。

人間関係に悩む人は、人から影響されやすい
そうならないためには、「自分は価値ある人間だ」と思う事です。
自分自身のの存在感を高めることです。
自分に自信を持つ事ができれば、人からの影響は受けません。
しかし、それが出来ない人もいます。
そういう人は、面倒な関係から逃げることです。

人間関係、グレーゾーンで上手く付き合う事です。
どんなに相性が合わない人とも、グレーの部分で戦う、グレーの領域から外れない事です。
人間関係の良い会社なんてまずありません。
成功をしている人は、理不尽な事をうまく乗り越える事が出来た人です。
どんなに嫌な経験しても、それは、その人の「強み」になりますからね。
その「嫌な経験」からどう考えるかです。

また組織の中では、敏感にならず鈍感になること、「本音と建て前」を上手く使い分けることも必要ですよね。