60才になり会社を定年し、独立をされた方です。
「士業」と言われる資格をとり、いきなり開業されました。
大手企業にお勤めの方でしたので、退職金もかなりあり、中心地のオフィスビルを借りてらっしゃいます。開業して1年位経つそうですが、思うように顧客がつかないとのこと。

鑑定すると、開業した年月日がすべて悪く、相談者の生年月日と全く合っていません。
合っていないどころか、相談者を潰す日の開業です。事務所の名前も住所も、ビルの階数、すべてダメです。よくこんな日を選んだなと感心してしまいました。この開業日、派手になりお金が出ていきます。「借入」という意味もあるので借金が増えます。
しかも全くの経験なしでいきなり「先生」と言って客がくるわけがありません。
「士業」はどこかの事務所に入って、少しずつ仕事を覚え、徐々に自分の客を増やし、のれん分けをしてもらうように独立していくものだと思います。大手の企業で働いていたからと言って、人が訪ねてくるかと言えばきません。ましてや、かなりの多くの人が持っている資格でいきなりの独立はかなりのチャレンジャーです。

この方、プライドが高く、理想ばかりを追う方です。
顧客を大切にしませんし、都合が悪くなると逃げます。
また見栄が強いのとお金の大切さがわかっていません。退職金はすぐなくなるでしょう。
気に入らないことを言われると切れて帰っていくタイプです。
一応、気を付ける時期はお伝えしましたけど、どこで気がつくかは本人次第です。